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初期費用かけずに空き地・空き駐車場を時間貸し駐車場に

オーナーの設備投資に疑問感じ、コーン設置で運営できるサービス考案 システム開発を手掛けるシード(名古屋市)は、空き駐車場や空き地を貸したい人 駐車場として利用したい人をマッチングするサイト『スマートパーキング(Smart Parking)』を運営している。

シード(名古屋市)吉川幸孝代表

通常、時間貸し駐車場ではフラップや精算機、看板などの設備機器など、初期費用が必要だ。一方、同社のサービスではビーコンを搭載した三角コーンを運営したい場所に置くだけで、設備投資をせずに運用することができる。

代表の吉川幸孝は父親が経営する時間貸し駐車場の運営会社「スペース24」で修業していたという。なぜ管理費で安定した収益が得られるビジネスモデルから脱却したサービスを生み出したのか。吉川代表は「地主さんから月極駐車場の数車室だけを貸したいといった要望を聞いたり、費用面の話をしたりしている中で投資をせずに導入する方法はないかと思い考えた」と話す。

現在、名古屋、首都圏、関西圏において2000箇所28000車室展開している。料金設定は同社が市場調査し、曜日や時間帯によって変動させ、駐車してもらいやすいよう、近隣のコインパーキングよりも割安になるように料金設定。利用料の50%をオーナーへ支払っている。軽四でもコンパクトカーなど車種制限をかけられるので、広さがあまりない土地でも登録できる。土地を売却するなど解約にも即対応している。



現在の利用時間や駐車場所もスマホでチェック可

貸したい場所に三角コーンを置くだけで時間貸し駐車場に

駐車場の利用方法は、あらかじめスマートフォンに『スマートパーキング』のアプリをダウンロードしておく。駐車場に停めたら三角コーンにスマホをかざすと入庫が完了する。出庫時も同じようにスマホを近づけると決済が完了する。 入庫してからどれくらいの時間が経ったか、今現在の料金がいくらかもスマホで確認できる。また、どこに駐車したか忘れてしまったときルートを教える機能も搭載している。「同様のサービスは他にもあるが、予約時の決済が多い。当社はコインパーキングのように後払いにしている点が大きく異なる」(吉川社長)。  同サービスのほか、時間貸し駐車場に安価でキャッシュレス端末が導入できるサービスにも注力し、システム開発を続けている同社。吉川社長は「他業種、他サービス、はたまた同業他社とも連携して利用者にとって便利になるように変革していき世に貢献したい」と意気込んでいた。

ライター:森山清一





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